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はてなブックマーク - 奢侈禁止令
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以前の記事で、地味なものに艶やかな色を合わせるのが「いき」だったとお話ししました。
その「いき」文化の成立には、江戸時代に制定された「奢侈禁止令」が関わっていたとされています。

奢侈禁止令

江戸中期はさまざまな天災が起こり、幕府による財政改革も思うように上手くいきませんでした。ついには江戸初期、中期に発展した贅沢な文化までもが取り締まりの対象になっていったようです。

このような中で、地味な色や柄が人々の間に急速に広まっていきます。菊池ひと美さんの「江戸衣装図鑑」では「縞や小紋に代表される、目立たない渋さの中に美を見出した、これまでとは異なる新しい意識」、つまりいきの美学が生まれたと書かれています。渋い色や柄、帯や黒襟を上手く組みあわせ、人々は美を表現していったのです。

制約のある中でもめいっぱいお洒落をするという点では中高生の制服文化も同じなのかもしれませんね。大人になると基本的に何を着るのも自由なわけですが、常に工夫する心は大事にしたいですね。