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はてなブックマーク - 特集:コラム 柊【ひいらぎ】ーモクセイ科 花言葉:先見の明
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ここしばらく真冬並みの寒さが続き、今年はホワイトクリスマスのところもあったのではないでしょうか?
特徴のある葉に雪のような可愛らしいお花をつける、柊についてご紹介します。


柊は東アジア原産の樹木で、日本にもかなり古くから見られたようです。
鋭いぎざぎざの葉が邪鬼の侵入を防ぐといわれ、南天とともに庭木として植えられたり、
節分の夜に柊の枝に鰯の頭をさしたものを門戸に飾る習慣が残っています。
幹は固くしなやかで、衝撃に強いので、細工物や印材によく使われています。


クリスマスに飾られる赤い実の柊は、西洋柊で品種が違います。
柊のお花は12月前後に開花するので、こちらもクリスマス向きといえそうですが
現在では西洋柊や柊モチが主となっています。


かつての日本は現代より降雪が多く、雪の形状により様々な名称がつけられました。
代表的なものとして、玉雪、粉雪、灰雪、綿雪、餅雪、牡丹雪、水雪、などがあります。


日本は冬になるとめっきりお花が減るので、冬の和歌は雪を季語として詠まれたものが多くみられます。
六花や天華、瑞花など、お花に見立てた異称もたくさんあります。
雪の形状を想像することで、和歌の景色もより鮮明に想像できるかもしれませんね。


そんな雪の結晶に魅せられた日本人の一人に、土井利位という江戸時代の藩主がいます。
彼は雪の結晶を独自に観察をし、「雪華図説」を著しました。


冬の京都の魅力の一つは、歴史的建造物に雪が積もった姿が見れることだと思います。
降雪量の減少により、市内ではなかなか見れる機会がありませんが
少し北に行くと朝方などには雪が地面に残る日が多くなります。


柊のお花を眺めながら雪景色を想像し、これから始まる冬を楽しい気持ちで迎えたいですね。