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はてなブックマーク - 特集:コラム 鶏頭【けいとう】ー ヒユ科  花言葉:色褪せない恋
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秋さらば移しもせむと我が蒔きし韓藍の花を誰れか摘みけむ  万葉集 詠人知らず
(秋になったら染めようと思って私が蒔いた韓藍(からあい)の花を、一体誰が摘んでしまったのだろう。→あの娘は誰のものになってしまったのだろう)

秋の長雨が続き、日に日に涼しくなってきました。
お花たちも心なしか、元気が出てきているように見えます。

今月のコラム

今月は、目を引く色と個性的な姿で、奈良時代から庭花として親しまれている、鶏頭についてご紹介します。
鶏頭は熱帯のアジア原産ですが、かなり古くから日本に渡来し、育てられています。
鶏冠花(けいかんか)、韓藍(からあい)などの別名があり、冒頭の歌にも詠まれているように、かつては染料としても使われていたそうです。
アフリカや東南アジアでは、花と葉は食用されており、非常に用途の広いお花であるといえます。

今月のコラム

鶏頭の種類は、大きく4つに分けられます。。

トサカ鶏頭・・・・・雄鶏のトサカのような形をしている
久留米鶏頭・・・・・お花が球状になる
房鶏頭・・・・・・・お花の表面が羽毛のような質感
槍鶏頭・・・・・・・お花部分が密生している

鶏頭は最上部のひだ部分が特徴的ですが、それは茎が変形したものと考えられています。
お花の部分は、ひだの下部にある細かい粒状の部分です。

お花のもちがとても長い鶏頭、
万葉の人々のように、忘れられない恋の思い出を鶏頭に重ねて、秋の訪れを待つのはいかがでしょうか。